「親子森の幼稚園通信」
親子森の幼稚園通信 3月号
寒い日の多かった2月にふさわしい、寒い季節にしかできない遊びといえば「たき火」。
今回は「冬のお茶会」と称して、たき火を囲んで、ひたすら美味しいおやつを食べて楽しみました。ロールパンにいちごとクリームチーズをはさんで焼いた「ホットデザートサンド」。たき火でカリッと焼けたパンの中に、トロッとしたいちごとチーズ・・・甘酸っぱ~いその味は絶品でしたね!定番の焼きマシュマロも、焦げたり落ちたりと大騒ぎ! でもなぜか、子ども達には、焼かないマシュマロが人気でした(笑)
お昼には、持ってきたおにぎりやパンもたき火で焼いて、美味しく楽しい時間を過ごし、たき火を満喫! これぞ冬の醍醐味ですね。
さて、4年にわたって大勢の皆さんにご参加いただき、毎回自然の中での活動を共に楽しんできた「親子森の幼稚園」ですが、この3月をもちまして、活動を終了させていただくことになりました。今までご参加くださった皆さま、どうもありがとうございました。お陰様で、森でしてみたかった遊びをたくさんさせていただき、私もとても楽しかったです!
(一番楽しんだのは、もしかしたら私かもしれません。もう大きくなってしまった娘と、こんな風に森で遊びたかったなぁ・・・と思ったりしました。)
これからも、時々は自然の中で、親子でのひとときを楽しんでくださいね。皆さん、ぜひまた森でお会いしましょう!

親子森の幼稚園通信 1月号
春~夏~秋~冬と季節はめぐり、あっという間に1年が過ぎました。まだまだ目には見えにくいですが、森の中では、密かに春に向かって季節が動き始めています。枯葉を除けると、小さいスミレの芽が出ていたり、木々の枝には新芽の準備ができていたり・・・私たち人間が寒い寒いと縮こまっている間にも、大自然の営みは続いており、決して忘れることなく春がやって来る。いやーすごいものです!
まだまだ寒い日は続きますが、1月は冬ならではの遊びを楽しみましょう。寒いから故に甘くなるみかんをいただいたり、寒いからこそありがたい太陽の光の温かさと美しさを感じたり、人間だけが使う事のできる火を使って暖をとり、食材を美味しく調理する。これこそ冬の醍醐味、冬しか楽しめない遊びのオンパレードです!マフラーや毛糸の帽子などの小物を駆使して、寒さ対策は万全に!さあ、冬の森へ出かけましょう。


親子森の幼稚園通信 12月号
暑かったり雨が多かったりと、不安定な秋でしたが、季節はすっかり冬へとシフトしましたね。美しかった森の色もだんだんとトーンダウンして、少し寂し気な静かな雰囲気へと変わりつつありますが、今年も自然の恵みをたくさんいただいた、楽しい秋でした。
森で柿もぎをして、柿デビューした1歳の男の子。それ以降、柿が大好きになったとか。清々しい秋晴れの中おこなった稲刈り。鎌でジョリジョリと稲を刈り、「とったどー!」のポーズが見事に決まった女の子。さつまいも掘りでは、次から次へとおいもが出てきてビックリ! ひとつひとつを嬉しそうに見せてくれた男の子。初めて来た森で、たくさんどんぐりを拾って素敵なリースを作り(ママが)、大満足の女の子。それぞれの活動が、親子で楽しんだ素敵な思い出のひとつになってくれたら、私も嬉しいです。
いよいよ12月。少しずつ寒くなりますが、冬ならではの活動を楽しみましょう!

親子森の幼稚園通信 10月号
暑い夏が過ぎ去ったかと思いきや、今度は秋雨前線と台風による長雨に悩まされていますね。先日の十五夜(9月15日)も、まんまるお月様が見えるか?見えないか!?で、ハラハラしました。我が家のベランダからはほんの一瞬でしたが、雲の隙間からきれいな満月が見えました。皆さんはいかがでしたか?森の幼稚園では、雨の合間を縫って森へ出かけ、お月様にお供えする素敵な物を探しました。ありました、ありました!きれいに色づき始めた柿、トゲトゲのイガに守られた大きな栗、きれいな紫色をしたあざみの花・・・そこに 花壇からいただいた千日紅と、道ばたで摘んできたススキを合わせて花瓶にさすと、素敵なお月見のしつらえができました。みんなで丸めたお団子も、もちろんお供えしましたよ♪

親子森の幼稚園通信 7月号
じめじめと蒸し暑く、雨も降ったり止んだりの、梅雨らしいお天気が続いています。こんな日に元気なのは、カタツムリとカエルくらいではないかしら・・・と思うような毎日です。アウトドアでの活動を楽しむ『親子森の幼稚園』としては、お天気に左右され、活動の難しい季節でもあります。でも、たまには雨の森をお散歩するのも楽しいですよ。レインコートや長靴で完全防備して森へ繰り出すと・・・誰もいない静かな森で、耳を澄ますと聞こえてくるパラパラという雨の音。「冷たい!」と思ったら、森の木々から落ちて来たのは雨の雫。運が良ければ、葉っぱの陰で雨宿りをしているチョウやカタツムリに出会えます。もっと運が良ければ、元気に草むらを飛び跳ねるカエルにも遭遇できるかも!
晴れた日とは一味違った森を、五感をフルに使って楽しむことができますよ。

親子森の幼稚園通信 6月号
美しかった春の色はどこへやら、新緑の緑も色濃くなり、森はすっかり初夏の装いになりました。お天気の良い日に恵まれ、気持ちのいい風が吹く中、今月も楽しく活動することができました。カラスノエンドウでのお茶作りでは、自分で摘み取った草をちぎってもんで、美味しいお茶に仕立てました。しゃぼん玉遊びでは、タンポポの茎や竹筒できれいなしゃぼん玉をふくらませました。「道ばたに生えている物で、こんなことができるなんて!」と驚かれましたが、森に来て、非日常的な体験をして楽しんでいただき、その時間を親子で共有していただけたら嬉しいです。さあ、6月はどんなワクワクが待っているかしら?私も楽しみです!

親子森の幼稚園通信 5月号
今年度はじめての親子森の幼稚園は、たけのこ掘り。お天気が心配でしたが、なんとか雨にも降られずに活動することができました。最初は「たけのこってなあに?」という感じだった子どもたちも、竹林のあちらこちらから、ニョキニョキと顔を出しているたけのこに気が付くと大はしゃぎ! お母さんと一緒にスコップを使って、がんばって掘りました。最後にはお母さんが夢中になって、一人で掘り続ける姿も(笑) 見事に掘り上げると「やったー!!」と大喜び。自分の手で汗をかいて掘った たけのこのお味は、いかがでしたか? 「自分たちで食べ物を収穫して、味わう」という体験は、食物の生長、食べ物のありがたさ、命の大切さを知る貴重な体験となる事と思います。ましてや、親子で一緒に・・・となると尚更です。収穫の喜びや、一緒にがんばったことが、大切な思い出として、お子さんの心にも残ることでしょう。 春の森は緑が萌え、とても美しいです。じつは美しいだけでなく、美味しいものもいっぱい! あんな物も、こんな物も食べられるの!?とビックリしますよ。一緒に森を探検して、自然の恵みを味わってみませんか?

親子森の幼稚園通信 3月号
三寒四温の言葉通り、暖かくなったり寒くなったりを繰り返している今日この頃。行きつ戻りつしながら少しずつではありますが、春の気配が感じられるようになってきました。春は、別れと出会いの季節。親子森の幼稚園も例外ではありません。1年を通して参加してくださっていたとある親子さん。2月の回で「今回の参加が最後になるかもしれません」とのこと。4月から年中さんとして幼稚園に通います。「年少から入園させるかどうか迷ったけれど、『親子森の幼稚園』があったから、親子の時間を楽しく充実して過ごせました」と言っていただきました。週1回、短い時間ではありますが、幼児期の貴重な親子の時間のお手伝いをさせていただき、自然の中での活動を楽しんでいただけたことを私も嬉しく思います。 3月は森中を探検して『春探し』を楽しみます。春の色、春の香り、春の味・・・五感で春を感じましょう!

親子森の幼稚園通信 1月号
今年のお正月は、いつにも増して、暖かく穏やかな良いお正月でしたね。皆さんは、いかがお過ごしになりましたか?
ちょっと公園をのぞいて見たら、親子で羽つきや凧あげをしている方がいらっしゃいました。お正月ならではの、和やかな気分♪日本人は年中行事が大好きで、宗教やルーツを問わず、様々な行事をイベントとして楽しんでいますが、日本ならではの伝統的な行事であるお正月を通して、日本の古き良き伝統を、ぜひ体験して楽しんでもらいたいと思います。今やグローバルな世の中ですが、世界を知るには まず自分の国から。将来、お子さんを国際人として活躍させたいのであれば なおのこと、日本人の良さを小さいうちに体験しておくことが大切ではないでしょうか。
親子森の幼稚園は、日本の里山である『夢の森自然探検村』が活動のベースですので、これからの季節は、日本の年中行事である節分(豆まき)やひなまつり等も取り入れながら、楽しく活動する予定です。まだまだ寒い日が続くかと思いますが、防寒対策を万全にしていらしていただければ、十分楽しめると思います。一緒に冬の森の静寂を満喫しましょう!
親子森の幼稚園通信 11月号
いつもは足早に去って行く『秋』ですが、今年はなんだか長いような・・・ 猛烈に暑かった夏も、急に涼しくなったり、かと思うと秋口にまた暑くなり、せっかく秋本番になったのに気温が下がらず紅葉が進まなかったり・・・やはり異常気象なのでしょうか。日本特有の四季の移ろいが楽しめなくなってしまうのは、とても寂しいですね。クールビズ・ウォームビズ、クリーンエネルギーの推進、日常生活の中での節電・節水などできることから少しずつ、環境保護の活動を始めたいものですね!その異常気象は畑の作物にも影響しているようです。今年はさつまいもの出来も今ひとつ・・・と聞いていたのですが、とても気持ちの良い晴天の中、楽しくさつまいも掘りを行なう事ができました!さらさらの土の中からおいもが出て来た時の喜びと言ったら!嬉しくて自分で掘ってしまったお母さんもいた程です(笑)。掘り終わった後、子どもたちは畑の土の中に住んでいる虫とたわむれ、お母さんたちはさつまいものつるを使ったリース作りに夢中になりました。自然の恵みを余すことなく使い切る・・・なんてエコなんでしょう!さつまいもの皮は、食物繊維・カルシウム・ビタミンCがたっぷり!!皮も残さず、食べてみてくださいね!


親子森の幼稚園通信 10月号
秋も深まり、森の木々も美しく紅葉を始めました。時はまさに『みのりの秋』。美しい物や美味しい物など、森がたくさんの恵みを分けてくれるお蔭で、森の幼稚園の活動も、とても楽しく行なえています。
10月2週目には、夢の森の田んぼで稲刈りを体験しました。青く晴れ渡った空の下、黄金色に輝く稲をお母さんと一緒に、のこぎり鎌でザクザク。手に伝わってくる振動が心地良いのか、次から次へと手を伸ばし、稲刈りを楽しんでいる姿が印象的でした。稲刈りの後は田んぼを探検!
近所の方の手作りのかかしを見たり、田んぼに残った水の中にいるタニシを見たり。あれ? 何かがにょろっと動いたよ!そう、どじょうです。『どんぐり ころころ』の童謡にも出てきますが、きっと実物を見たのは初めてだったのでしょうね。みんな食い入るように、じーっと見つめていました。田んぼの自然を満喫した、楽しい稲刈りとなりました!

親子森の幼稚園通信 9月号
シルバーウィークは気持ちの良いお天気が続き、アウトドア日和でしたね。どこか自然の中へお出かけになりましたか?暑いくらいの日ざしではありましたが、吹く風はひんやりと気持ちよく、秋を実感した方も多かったことでしょう。実りの秋、食欲の秋、芸術の秋・・・今のうちに、秋を満喫しておきましょうね!
9月27日(日)の中秋の名月にちなんで、森の幼稚園でも「森のお月見」と題してお月見ごっこ。お月見と言えば「お団子」!小さい手でころころして お団子を作ったあと、お月様へのお供え物を探しに出発!
森の片隅にひっそりと咲いている彼岸花、落ちたばかりの栗、美味しそうになっている柿を、ひとつずつ分けてもらい、素敵なお供えができました。そこにポツリとひとこと。「早くお団子食べようよ」。そうですね!
花(月)より団子とはまさにこの事。みんなで 美味しいお団子を、お腹いっぱい食べました。


親子森の幼稚園通信 8月号
猛暑だった夏休み、皆さんいかがお過ごしでしたか? 局地的な豪雨が降ったり、火山が噴火したり、と大変な事もありましたね。川や海で遊んだりキャンプをしたりするのは楽しいですが、一度牙をむかれると、自然の猛威の前にはひとたまりもありません。人間の小ささ・無力さを改めて思い知らされます。地球上の自然の恵みを、少しづつ大切に使わせていただきつつ、上手に共生していきたいとつくづく感じます。
9月は少し秋らしくなるであろう森を感じながら、この時期ならではの活動を楽しむ予定です。森の虫たちとの遭遇を楽しむ『昆虫さがしネイチャービンゴ』、森の小枝を使って壁飾りを作り、夏の写真を飾って楽しむ『夏の想い出をかざろう!』、9月27日の中秋の名月にちなんで、昼間の森でお月見ごっこを楽しむ『森の十五夜』を行います。
まだまだ暑い日は続きそうですが、さて、いつ頃から秋めいてくるのでしょうか。楽しみです。
親子森の幼稚園通信 7月号
とうとう関東地方も梅雨入りし、じめじめとしたお天気が続くようになりました。暑いのは嫌だなあーと思いつつも、太陽の光が恋しい今日この頃です。森の幼稚園は自然相手なので、雨が降ると予定通りに活動できない事もありますが、雨は自然物を育ててくれる大切な命の水です。上手に付き合って、雨の日なりに楽しく活動できるよう工夫していきます。多少の雨なら中止にしませんが、ご心配な場合にはご相談ください。
『森の色合わせ』をした時のこと。色見本がついているカードを持ち、その色見本と同じ色を森の中から探すというネイチャーゲームなのですが、嬉しそうにカードを持ち、「同じ色はどれかなあ?」と森を探検する子ども達。薄い黄緑色を探している時、「あ、これ同じ」と足が止まったのは、栗の花の前でした(栗の花は、長さ15センチくらいで、もしゃもしゃしていて、長い毛虫みたいなんです)。 確かに同じ、見事にビンゴ!!生えたての若葉に目が留まるかと思いきや、栗の花とは! 子どもならではの着眼点に、思わず拍手! 大人になると忘れてしまう、子どもらしい感性を、ぜひいつまでも持ち続けてほしいと願った瞬間でした。
毎回何かしら、子どもたちに教えてもらう事がある森の幼稚園。森に足を踏み入れたら、お子さんの違った一面が発見できるかも知れませんよ。


親子森の幼稚園通信 6月号
森の木々の緑も色濃くなり、初夏の気配が感じられるようになってきました。早春から春本番の間、森からたくさんの美味しい自然の恵みをいただき、楽しんできましたが、そろそろ それも一段落です。ふきのとう(ふき味噌)、たけのこ(焼きたけのこ・天ぷら)、よもぎ・柿の葉(天ぷら)、ふき(炒め煮)などなど・・・一年でこの季節にしか味わえない旬の味覚を、自分の手で収穫して、みんなで調理・・・なんてぜいたくな時間でしょう!1歳~3歳の小さなお友だちにも、その美味しさはわかるようです。たけのこの天ぷらをむしゃむしゃ、ふきの炒め煮をもりもり。ちょっと苦かったかも知れませんが、召し上がった保護者の方からは、「体の中がきれいになりそう!」という声が聞こえました。お母さんと顔を見合わせて「おいしいね!」とニコニコしている様子は本当に微笑ましく、大切にしたい時間だと改めて感じました。
6月は梅雨の季節ですが、雨の合間をぬって楽しく活動したいと思っています。大雨でなければ、メインの活動だけ外で行い、お弁当は室内で食べたり、と工夫をしていきますので、興味のある活動がありましたら、ぜひご参加をお待ちしています!


親子森の幼稚園通信 5月号
待ちに待った春が来ましたね! 親子森の幼稚園の活動拠点である夢の森自然探検村も、「待っていました!」とばかりに『春』でいっぱいです! ニョキニョキと顔を出すたけのこ、赤ちゃんバッタ、咲き乱れるタンポポ、萌えいづる若葉・・・冬の間息をひそめて春を待ちわびていた分、命のエネルギーが森じゅうにあふれているように感じます。
前日の雨でツルツルになっている山を登っていくと・・・あっちにもこっちにも、たけのこがいーっぱい!どれにしようか迷ってしまうほどです。お母さんとお友だちとで力を合わせて周りを掘り、最後は男の先生にお願いして鍬で一撃!
「やったー!」 立派なたけのこが掘れました! 昼食時には、たけのこ丸ごとをたき火でダイナミックに焼いた、焼きたけのこをごちそうになりましたが、その美味しかったこと! 家庭では決して味わえない豪快なお料理で、小さいお友だちも喜んで、パクパク食べていました!


親子森の幼稚園通信 3月号
春を思わせるようなあたたかい日が増えてきましたね。まさに「三寒四温」、こうして行きつ戻りつして、春本番を迎えるのですね。このお手紙が配布される頃には、もう春一番が吹いているかも知れませんね。
1月に悪天候で中止になった『やきいもグーチーパー』、2月に無事行うことができました。前日に雨が降ったため、森のコンディションはあまり良くありませんでしたが日ざしはあたたかく、またたくさんの方が参加してくださり嬉しかったです。
恒例の舞切り式の火おこし器を使っての火おこしから、活動スタート! 前日の雨の影響で、火が落ち着くまでかなり時間を要しましたが、さつまいもを新聞紙で包んで水でぬらし、さらにアルミホイルで包んで、火の中に投入!そして待つ事しばし・・・「できたかな?」と何度も見に来てくれる子や、たきぎをくべるお手伝いをしてくれる子、火の番をがんばってくれた男性職員のおかげで、見事やきいも完成!!
すすで真っ黒になったアルミホイルを開けて、ひとくちかじってみると・・・「おいしいー!」 きれいな黄色でホクホクのあまーいやきいもが出来上がっていました♪ 火の力・自然の力って、すごいですね。

親子森
の幼稚園通信 2月号
年明けから、立て続けに2週連続で雨となり、めずらしく親子森の幼稚園の中止が続いてしまいました。活動を楽しみにしてお申し込み下さった皆さん、ごめんなさい。『毎週木曜日が雨』という負のスパイラルに陥っているような…。しかも私は雨女。てるてる坊主を作って、晴れをお願いしておいて下さいね!
さて、雪こそ積もらないものの、冬らしい寒さが続いていますね。森の空気は冷たく、しーんと静まり返っていて、何もかもが止まってしまっているように思えますが、2月に入ると、少しずつ春に向かって動き出します。枯葉の下では、温かくなったら芽を出すべく、スミレやタンポポが準備をしています。アリたちも、いつ顔を出そうかとタイミングをうかがっているに違いありません。文字通り「春分」を過ぎたころには、すこーしずつ、すこーしずつ、よーく見ていないと見逃してしまいそうなほど小さな春が、見つかるかも知れません。お子さんと一緒に、森の小さな春を探しませんか?
写真は、29日(木)の『太陽とあそぼう! トランスパレントペーパーの折り紙』の様子です。
ひなたぼっこをしながら、透け感のある折り紙で、窓の飾りを作りました。キラキラして、とってもきれいでしたよ!


親子森の幼稚園通信 1月号
皆さん、どんな冬休みをお過ごしでしたか? 元旦から雪が降ったりして、まだまだ寒ーい冬は続きそうな気配ですね。
「こんな寒い日でも、森の幼稚園は外で活動するのかしら?」とご心配されている方もいらっしゃるかもしれませんが、どうぞご安心を。
メインの活動は森でおこない、昼食は室内でとることもあります。皆さんの体調やお天気をみながら、場所を変えていきます。でも、太陽が顔を出している時は、ひなたぼっこが一番! 寒い冬だからこそ、お日様のぬくもりがありがたく、その偉大さをあらためて感じます。
ぜひ、ひなたぼっこをしに、森に遊びにいらしてください!でもその時は、万が一に備えて防寒対策をお忘れなく。せっかくの楽しい森の遊びが寒さで台無し、「森なんて大嫌い!」となったら、もったいないですもの。 寒い冬にしかできない活動を計画していますので、1月もどうぞお楽しみに。
先月や過去の活動の様子が、ちびっこ安心館のホームページで見られるようになりました。
(『親子森の幼稚園通信』コーナーにて)
活動中のスナップも載せてありますので、ぜひのぞいてみてください。

親子森の幼稚園通信 11月号
紅葉した木々の葉がひらひらと風に舞い、葉っぱがダンスを踊っているようです。美しい秋色の景色ともそろそろお別れ、もうすぐ本格的な冬がやって来ますね。実りの秋、食欲の秋、芸術の秋・・・短い季節ではありますが、秋にはたくさん楽しませてもらいました。大自然と森の恵みに感謝です!
11月2回目に、『秋の みのりリース作り』をおこないました。森の中を散策しながら集めた素材でリース作りをするというシンプルな活動ですが、私の大好きな活動のひとつでもあります。ちょっと歩くと色々な木の実・草の実が見つかります。
どんぐり(クヌギ、シラカシ、コナラ)をはじめ、ムラサキシキブ、クサギ、センダングサ、ヤブラン、アザミの綿毛、そしてきれいに色づいた木々の葉っぱ・・・素材は取り放題! ポカポカのお日さまの下で、森の中を歩いて自分で集めた素材を使ってのリース作り。なんて楽しくてぜいたくな時間でしょう! リースが色あせても、親子で一緒に作った思い出は、きっと心の中に色鮮やかに残る事と思います。何でもお金で買える世の中ではありますが、だからこそ「手作り」のあたたかさ・楽しさを大切にしたいものです。大人が手間暇かけて手作りを楽しんでいる姿を見て育った子は、きっと 素朴なぬくもりを感じられる優しい子に育つことでしょう。


親子森の幼稚園通信 10月号
日ごとに秋が深まっていくのを感じる今日この頃ですね。柿の実幼稚園の裏山や夢の森幼稚園の自然探検村も、木々が美しく紅葉を始め、たくさんの「みのり」が私たちを迎えてくれます。ちょっと歩いただけで、どんぐり、きれいな落ち葉・・・たくさんの美しい物に出会えます。
先日は、綺麗に色づいた落ち葉でクラフトを楽しみました。 丸く穴の開いた黒い画用紙、まるでガラスの入っていない窓のようです。そこで、きれいな落ち葉をたくさん拾ってきて、『おちばの窓』作りをしました。柿の葉の赤、ホウの葉の茶色、桜の葉の黄色、紫式部の葉の黄緑・・・子どもたちが楽しそうに葉っぱを拾い集めます。いろいろな色、いろいろな形の葉を組み合わせて、お母さんが窓にはめ込んでいきます。そして完成した『おちばの窓』を太陽の光にかざしてみると・・・まるでステンドグラスのように葉っぱの色が透けて見え、キラキラかがやいて、とってもきれい!「お家の窓に飾ろう!」と大切に持ち帰ってくれました。きっとお家の方にも、秋の森の美しさが伝わったことでしょう。 自分の手で集めた物を使って物を作り出す喜びを、少しでも感じていただけたなら・・・そして、親子でその喜びを共有していただけたなら、うれしく思います。


親子森の幼稚園通信 9月号
「今年の残暑は厳しいだろうなぁ・・・」と覚悟していたのですが、夏は突然何の予告もなしに、過ぎ去って行ってしまいましたね。まだ出番があるだろうと思っていたビニールプールを、先日ついに片付けました。吹き渡る風の温度も下がり、活動しやすくなってきましたが、自然界の秋の準備がまだ追いつかないようです。
さて秋と言えば、中秋の名月。今年の十五夜は9月8日でした。親子森の幼稚園では、9月4日(木)に『森の十五夜』と題して活動を行ないましたが、昨年と比べると2週間も早いうえ、涼しくなったばかりでススキの穂が、まだ出ていない! でもススキを飾らない十五夜なんて…ということで、車であちこち走りまわり、ようやっと見つけたのは、まだ穂が出始めたばかりの若いススキ4本だけ(笑)。それでも竹の花びんに飾って、みんなでお団子を作って、楽しいお月見ごっこができました。
これから徐々に秋が深まっていき、実りの秋を迎えます。秋は吹く風も心地よく、太陽の光や森の色が美しい季節です。お子さんと一緒に自然とふれあって、楽しいひと時を過ごしませんか?

親子森の幼稚園通信 8月号
皆さん、夏休みは楽しく過ごされたでしょうか? 夏のレジャーは楽しい反面、自然の猛威にさらされて、一歩間違うと危険な目に遭うこともありますね。 今年の夏も、山や水の事故が多かったように感じました。 緑に囲まれた森の中は、涼しい風が吹き、鳥のさえずりが聞こえ、とっても癒されますが、荒れ狂う自然の中では、人間としてその存在の小ささを痛感させられます。 私たちは自然の恵みを受けて生きています。資源を使い、自然を開発し、豊かで便利な生活を送っていますが、自然の恵みを受けて生きているのは人間だけではありません。 他の生き物と一緒に、自然とじょうずに「共存」していきたいものですね。
1ヶ月間お休みをいただいた「親子森の幼稚園」も、9月から再スタートします。 まだまだ残暑が厳しそうですが、暑さとじょうずにお付き合いして、活動を楽しみたいと思っています。 残念ながら「実りの秋」はもう少し先ですが、過ぎ去ろうとしている夏と、少しずつ、でも確実に近づいて来る秋を感じつつ、森での時間を楽しみませんか?


親子森の幼稚園通信 6月号
梅雨真っただ中となりました。天候に左右されやすい親子森の幼稚園ですが、室内で活動をしたり、内容を変更したりして、楽しく活動しています!
5日の「お花をかざろう!」の回も、当日の雨と森のお
花の咲き具合を見て、急遽内容を変更して活動しました。そぼ降る雨の中、レインコートを着て外へ出ると、夢の森幼稚園の畑には、色々な野菜の苗が。赤ちゃんきゅうりや赤ちゃんピーマン、赤ちゃんトマトや赤ちゃんなすとご対面!
思わず手が伸びて摘んでしまいそうにな
りましたが、「大きくなるまで待っていようね」
ということに、無事なりました(ほっ)。
ふと、畑の脇を見ると、とげとげの葉っぱの陰から、赤くて小さなまるい実が顔を
出しています。よーく見ると・・・「いちごだ!」
葉っぱをそっとめくってみると、かわいいいちごがたくさん!ひとつ摘もうと手を
伸ばしてみると・・・「アリさんがいるー!」甘くておいしいいちごの汁はアリさんも大好きなのでしょうね。アリさんにも負けず
雨にも負けず、子どもたちもお母さんたちも、
夢中になって摘みました。摘んだいちごは、ジャムにすることにしました。きれいに
洗ってヘタを取って、お鍋にいれてぐつぐつぐつ・・・
あっという間に、きらきらひかる真っ赤なジャムができあがりました!クラッカー
にのせて味見をしましたが、とーっても美味しかったですよ。
雨の日も、なかなかいいものです。


親子森の幼稚園通信 5月号
森を吹き抜ける風が心地よく、初夏の陽気を感じさせます。やっぱり自然の中はいいなぁ~!親子森の幼稚園の活動をしていると心からそう思います。
まぶしい新緑に囲まれて風に吹かれていると、街中の喧騒や日常生活のわずらわしさが、吹き飛んでいくようです。
5月の活動では、春の森のめぐみを存分に味わっています!掘りたてのたけのこ・柿の若葉・ヨモギ・セリを天ぷらにしたり、ノビルを掘って味噌を付けてかじったり。
ほろ苦い山菜の味が口中に広がって、体の中がきれいになっていくような感じがしました。子ども達そっちのけで山菜探しを楽しんだお母さんたち。「森の中に生えている草で、こんなに食べられるものがあるんですね」と
驚いていました。またあるお母さんは、「森の幼稚園に参加するようになって、草花
が気になり始めたので、図鑑を買いました!」と
おっしゃっていました。これからますます、自然の変化が気になることでしょう。自然は刻々と変化し、季節は移ろいでいきます。
今日と同じ活動ができるのは1年後・・・「この活動、おもしろそう!」と思ったら、
ぜひ参加してみてくださいね。


親子森の幼稚園通信 4月号
親子森の幼稚園も、新年度がスタートしました。今年も新しい出会いがたくさんありそうで、わくわくしています。自然の中で一緒に活動していると、親近感がわき子育ての情報交換やおしゃべり等、お話も弾むから不思議です。
親子森の幼稚園は、毎週木曜日に行います。四季折々の自然を楽しめるように、その時期ならではの活動を計画しています。ぜひお子さんと一緒に、移ろいゆく自然の姿を楽しんでください。
毎月、翌月の予定をお手紙・ホームページにてお知らせいたしますので、ご興味のある時に、ぜひご参加ください!
持ち物・集合場所や時間・今月の予定や過去の様子などは、「ちびっこ安心館」のホームページでもご覧いただけます。ぜひ、のぞいてみてくださいね!

親子森の幼稚園通信 3月号
2月の「森の節分」では、落ちている木の枝やどんぐり・葉っぱなどを使って、鬼を作って豆まきをしました。
「鬼ってどんなかな?」「つのが生えてる!」「きばもあるよ!」と、親子森の幼稚園始まって以来、初の共同制作に取り組みました。自然の風合いの、大きいけれど かわいい鬼を完成させた子ども達。元気いっぱいに「鬼はーそと!」「鬼はーそと!」と、鬼に向かって豆をまいていました。
昨年4月からスタートした『親子森の幼稚園』。延べ約240組の親子さんが参加して下さいました。たくさんの出合いがあり、私自身も自らの子育てを振り返りながら、楽しく活動させていただきました。参加して下さった皆さん、ありがとうございました。これからも自然を楽しんで下さいね。
そして、3月は2回しかありませんが、4月からの26年度も森でいっぱい遊びましょうね!

親子森の幼稚園通信 2月号
シベリアから寒気団が押し寄せて来て、最低気温を更新している毎日ですが、太陽の光の差すひなたは、想像以上の温かさです。晴れている日は、ひなたにレジャーシートを敷いてお弁当を食べ、少し動き回るとぽっかぽか! 子ども達も1枚また1枚た、重ね着してきた洋服を脱いでいきます。太陽の力の偉大さ・ありがたさを、あらためて感じる一コマです。
森の空気はピンと張つめていて冷たく、そして静かで、まるで時が止まってしまったかのようですが、いいえ、そんな事はありません。ひっそりと、でも確実に、春に向かっての準備が進んでいるのです。
2月は日本の年中行事を大切にしつつ、そんな森の様子を皆さんにご覧いただけたら...と思っています。どうぞお楽しみに!

お問い合わせ
お電話でお気軽にお問合せいただけます。
●たまプラキッズ&ジュニア
=045-902-6088
●かくれんぼ
= 045-507-9559
受付時間:平日 7:30~18:30
一時預かりカード
一時預かりカードはちびっこ安心館にもございますが、ホームページよりダウンロードもできます。
お預かり当日お急ぎの方は、こちらのPDFファイルを印刷し、必要事項を記入後お持ち頂くことも可能です。
所在地
〒225-0002
横浜市青葉区美しが丘2-21-1
第1キングビル2F
(キッズ&ジュニア)
第2キングビル1F
(かくれんぼ保育室)